童話 集
もっきんばーどの子守歌
サンフランシスコのアメリカ人サンフランシスコのねこ
神さまって本当にいるの?
三つの星
お花のお見舞い・天使のお見舞い
講評: 『蜘蛛の くも太の 物語 - 私たちの周りにはどれだけの、頑張ってもがんばってもはかなく壊れてしまう夢や幸せが満ちていることでしょう。小さなくも太が頑張るさまは、たまらなくいとおしく、切なく迫ってきます。そうだけれども、がんばろうよ。 その先に、人間として一番大切な魂の切ないまでの純粋さが透けてくる物語です。』 |
定価1,860円(税込み) |
小さい頃、私は「こどもたちに童話や絵本を読んであげるおばさんになって自転車に乗り、チリンチリンと鈴をならし て村々を回りたいと憧れていました。 小さい頃の夢とは少し違ったけれど、あのこどもの日に夢みたこと、今、この様な形で実現しているのだと、とっても嬉しくて、過ぎた日々のことが懐かしく、神様に感謝したい気持ちで一杯です。
*タイトルをクリックすると、この下にあらすじが表示されます。 1.ちいさなお庭の一大事
"「雲さん
どいて、春のお庭には太陽がひつようなのよ」とだれかが叫んでいます。レモンの木の下で、あちらこちらから飛んで来て大きくなった草花たちが、そよ風に吹かれながら、右へ左へと肩よせあって
そよいでいるのです。"
さあ、一大事って何だろう? 2.サンフランシスコのアメリカ人
1971年の夏の日、日本からサンフランシスコへやって来たシオーさんとむつこさんの一日は、毎朝毎朝近くのドーナッツハウスから、始まりました。そこで出逢ったサンフランシスコのアメリカ人たちの物語。
ユニークでちょっぴり哀しくて素敵な人たちの物語。 3.そして そして お父さん それから どうしたの
4才のむっこちゃんは毎晩、お父さんの腕に抱かれて、日本のおとぎ話を聞きながら、とろとろと眠ります。「そしてそしてお父さんそれから・・・」と聞きながら・・・。
おとぎ話は毎晩毎晩続いて・・・。 そしてそしてそれからむっこちゃんは大きくなって童話や絵本を書くおばさんになりましたとさ。 4.トホホホ トホホホ ぼく どうしてこうなっちゃうのー蜘蛛のくも太の物語
兄弟100匹の最後に生まれた くも太は、懸命にハンモックのおうちを作りますが、作っても作っても試練がやって来ておうちがこわれて、なかなかごはんが食べれません。
毎日、露の玉だけをチュッチュッと吸いました。毎日おなかがペコペコです。ある日ようやく、生まれたてのちょうちょをとらえて、大きく手を上げますが・・・。 5.よっこちゃんと かるがもさんちの こどもたち
お百姓さんちの今年4才になるよっこちゃんは かるがもの子どもたちが大好き。
一列になって、おしりをふりふりピヨピヨ歩いていくのがすごく可愛いから。 かるがもさんが又、卵をあたためています。よっこちゃんは毎日毎日かるがもさんちをのぞきます。そんなある日、かるがもさんのお母さんがいません。卵が9コ並んでピコピコ動いているみたい。よっこちゃんはいそいで卵をバッグに入れておうちへ走りました・・・それからどうなるのでしょう。 6.あかちゃんすずめとすず虫のおんがえし
夏が過ぎた頃、嵐が激しく吹きすさんだ翌朝、暖炉の灰の中に、赤はだかの
まだ飛べないすずめの赤ちゃんが・・・。中庭からは、足を痛めたすず虫がころがりこんで来ました。
あかちゃんすずめがちゅんちゅんちゅん、すず虫がりーんりんりんと合唱します。こんなこと始めてですから、ムーミとショーンは嬉しくて嬉しくて・・・。
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