講演会・サイン会

 



加藤睦子・講演会・サイン会

博多節信院(聖福寺 塔中)(加藤又左衛門重徳の子孫)
2013年10月6日(日)11:00~
(事務局)〒812-0037 福岡県福岡市博多区御供所町11-20
電話:092-281-4182 FAX:092-282-3584
(購入ご希望の方は上記にご連絡ください)
主催:節信院 / 協賛:株式会社・西日本新聞社トップクリエ

―博多節信院主催:小説出版記念講演の案内状より-

節信院・加藤家の先祖・大坂摂津伊丹城主一族の物語がついに、(株)西日本新聞社トップクリエのご協力により、タイトル『急ぎ御文参らせ候‐寶樹院殿悲話哀話』加藤睦子氏の執筆で小説出版という運びとなりましたことを、喜びと共にお知らせ致します。

― 鎌倉時代から四百年の長きにわたり隆盛を誇っていた摂州伊丹城主一族が、織田信長との二度の攻防の末降伏開城し、伊丹城主の兄弟姉妹従兄弟たちは戦国の荒波の中、豊臣秀吉とねねの家族、細川幽斎・忠興、黒田官兵衛、小西行長などとの姻戚を結び、後に、敬愛する黒田官兵衛孝(よし)高(たか)(如水)の元で三家老や高禄の家臣となり、福岡に安住の地を得るまでの長編歴史小説です。黒田官兵衛が伊丹有岡城に幽閉され、伊丹一族が食事や衣服を整えてお世話をしたお礼に、主人公の次男玉松丸(後の黒田美作一成)が姫路城にて官兵衛の養子息子となる運命や、又左衛門重徳、荒木村重、黒田官兵衛三家族の友情・感謝報恩の物語は小説よりも奇なりです。天草で出版された「イソップ物語」の和訳に携わったくだりも面白く、伊丹、姫路、岡山、宇土、福岡、朝倉市三奈木、杷木などを舞台としています。

- 福岡博多駅近く、聖福寺内・節信院は、小説の主人公(寶樹院)の夫である加藤(伊丹)又左衛門重徳が聖福寺山内で参禅三昧の日々を送り、没した後に、代々黒田藩家老・加藤家の隠居屋敷となりました。肥州宇土小西行長の五千石の家老から、関ヶ原の戦い後に黒田如水・長政親子の三千石の家老となりました。子孫の幕末の福岡藩を救った家老・加藤司書は有名です。毎年10月「加藤司書会」を、節信院にて開催しております。

1971年からサンフランシスコ在住の加藤睦子氏は、ご主人加藤シオー氏の実家(朝倉市長田、伊丹十一衛門家は重徳の末弟その妻は寶樹院の姉)に遺された古文書と、その加藤家の400年間続いている珍しいお盆のしきたりに興味を持ち、年4~5回アメリカから帰国し、加藤、郡、伊丹、細川、宣教師の書簡などの古文書に書かれた土地や寺々を訪ね歩き検証する日々を、約20年も重ねられています。「伊丹一族の探訪に、ご先祖たちが我も我もと助力を与えてくるように、近畿地方の図書館、郷土史館、『信長公記』などにも伊丹一族の痕跡を見つけ、かなり史実に基づいた物語をつむぐことが出来ました。現在、伊丹城主の7人の姉弟妹従兄弟その子孫の数家族と、四百年後に再会を果たすことができたことも、実に楽しく嬉しく大変な悦びです。」と語ってくださいました。

 

 

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